【世の中は変わる】
DV夫と別れ地元に戻った主人公は父と同じ炭鉱で働きだすが、そこで待っていたのは男たちからの悪質なセクハラで・・・。
1980年代に起きた実話をベースとした作品です。
ほんの30~40年前までは『女性さえ我慢すれば上手くいく』『男性社会で働くなら仕方がない』という世の中であったことに改めて驚かされます。
この作品を観た大多数の方は炭鉱夫たちの行動に嫌悪感を覚えるはずですので、やはり声を上げていくことが社会を変えることに繋がってるのでしょうね。
頑なに娘を拒否していた父親が登壇し、スピーチした場面は感動モノでした。
セクハラ訴訟、そして二組(主人公と父親、主人公と息子)の親子関係に軸を絞り、下手に恋愛話を絡ませなかった点も好印象です。
ジェレミー・レナーのヘタレ役も見もの。