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怪猫五十三次のmitakosamaのレビュー・感想・評価

怪猫五十三次(1956年製作の映画)
2.9
デアゴスティーニで初鑑賞。
入江たか子の化猫第5段。とはいえ今回は入江たか子は化猫らない。祟られる側に立った。
それどころか化猫も出ないんだよな。

老中に選ばれた岡崎藩が江戸にお礼の茶碗を贈る。
その旅に浪路役の三田登喜子、お供に勝新太郎。
更にその旅に同行し茶碗を奪おうとする一味に入江たか子。

入江たか子が憎まれ役ななで、最初から憎々しい。この人はやっぱり演技の幅が広いと思う。
勝新が若い。初々しい。
チョイ役で出てる竜巻さんこと林成年も若い。赤胴の頃より顔が小さい!

五十三次のタイトル通りロードムービーの面白さ。旅先でいつ殺られるかドキドキさせて何度か引っ張る。その辺はワクワクする。

三田登喜子が化けてからが、割とありきたりかなぁ。綺麗なんだけど幽霊としてのキャラクター性は入江たか子程ではないなぁ。

あとチョイ御都合主義が気になる。勝新がメチャ斬られてるのに死なずに済んでるし、林成年も無理やり必要の無い美味しい役所が充てがわれたような感じ。
ラストも含め脚本は少し強引かなという印象があるわ。
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