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サスペリア PART2/紅い深淵のKKのレビュー・感想・評価

サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)
3.8
へ………変!!!怪作です。
美術の素晴らしさ、登場する車の可愛さ、カメラワークのめちゃくちゃな良さ、変な編集、野暮ったい演技と音楽……
好き。
イタリアの恋愛映画のような、日本の古いアイドル映画のような、昔の海外刑事ドラマのような、ヒッチコックのような…
「これ、何?どうしたらこうなるの?」の連続で、最後まで観て全容を把握した状態で後から思い返して見ても「あれは何?」の塊。
これは沼かも。こういうのがね、好きなんじゃよ。
子供の頃、よく鮮明でかつグロテスクな夢を見ていたんだけど、この映画はその頃の夢みたい。マジカル!!

ただ「サスペリア」の方が独自性があって好き、と思うのと、所々目も当てられないシーンがあり、これは単純に野暮ったいと思ったので評価は低めに付けてみた。
音楽の使い方も好きじゃない。音楽が評価されている印象があるのだけど、珍妙としか思わなかった…
好きって断言できる映画は4点以上にしているし、好きではあるんだが、4点(つまり80点)って感じの作品では無い。
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