たまにはNetflix以外で映画を見たいものよと思って見た。意外と面白かった。この主人公の、リバティーンズのカールのようなポール・マッカートニーのようなおっさんはどこかで見たことがあるぞと思ったら『欲望』の人だった。ホドロフスキーの『汚れた血』とかも思い出したけれどもその実意外とストーリーがしっかりしていて、映像も適度に狂気じみている感じで、爽やかな後味があった。子供の合唱曲みたいなのがテーマ曲になっていて、その不気味なメロディが心に残ったけれども、イタリアのプログレ・バンド、ゴブリンの曲は無駄にグルーヴィで、火曜サスペンス劇場感があった。けれども、特に得るものはないのである。