ダーク魔カスコス

アリゲーター2のダーク魔カスコスのネタバレレビュー・内容・結末

アリゲーター2(1990年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

🐊アリゲーター2🐊
〜今度は社長があなたを襲う!〜

薄毛のおっさんが主人公のワニワニパニック映画の続編です。今回も下水道にワニが出ますし、くたびれたおっさんが主人公です。ブレない!

評価は低めですが、意外と面白かったです。ダメなところは多いんですが、キャラというかキャラの掛け合いというか、とにかく愛すべき人物たちが多かったです。ワニははっきり映りません(致命的)

⚠️以下ネタバレです⚠️

ワニのしっぽだけとか顔だけとか、一部しか出てきません。モンスターパニックの醍醐味である大興奮バトルがないのは痛いです。

しかしそこ以外は私は楽しめました。ダメダメなんですけど、可愛げがあるんです。ツッコミ入れながら友達と見ましょうね。

🎬超巨大ワニ(笑)
設定上はめっちゃでかいはずのワニ。ワニの一部が映るときはとにかくデカいです。しかし、全体が映るときはどう見ても普通のワニです。動物園にいるやつです。「これワニやないか🤣」と当たり前の事実を言いながら楽しみましょう。

🎬ワニハンター(笑)
たくさんハンターが出てきましたけど全員何の役にも立ちませんでした🤣これじゃあ他の市民たちと一緒です。ただのしゃべる死体。かかしですな。クイントを見習ってワニの骨で酒を作れ!

🎬社長(笑)
この映画、ワニよりも社長の方が人を殺してるんじゃないかと錯覚するくらい、社長が簡単に人を殺します。もはやモンスターパニックではなく社長パニック映画です。しかも手口が杜撰すぎて笑えます。ワニの方が賢そうです。
まずは署長をカーチェイスでぶっ殺します。自分の車をガンガン当てに行ってるので証拠が飛び散りまくっていることでしょう。住宅地だったので目撃者も期待できます。
次に市長を観覧車で撃ち殺します。市長と町を代表する社長が同じ観覧車に乗っただけでも目立つのに、殺人なんかしたら即バレ待ったなしでしょう。しかもサイレンサーが付いていない銃だったので結構な銃声でした。
社長さん、他の方法は無かったのか?逃げのびる気はないようです。

🎬興奮のラストバトル(笑)
わざわざ敵の巣に乗り込んで行って何をするのかと思えば、普通にバズーカで撃ち殺しました。一発目ははずれますが、二発目が普通に当たります。工夫ゼロ!🤣飲み込んだ爆薬とか毒薬とかは伏線じゃなかったのか!という残念などんでん返しを味わえます。

🎬大団円(笑)
ワニとの死闘(笑)を終えて下水道から出てきた2人を、市民は主人公コールで大歓迎します。が、市民の表情がみんな死んでいます🤣誰も笑ってない。まったく嬉しそうじゃない。むしろめんどくさそう。演技指導しましょうね。
さらに、主人公が相棒に向かって「よくやった」とねぎらいの言葉をかけますが、この相棒はラストバトルで何の役にもたってません。バズーカはずしただけです。
表面だけなぞった形だけの大団円にニヤニヤせざるを得ません👍
とどめに、主人公が親切な人からタバコをもらい捨てします。もらった直後に目の前で捨てるんです。もらい捨て。むかし「人の怒らせ方」という教材で学んだことがあるやつです。

くたびれたおっさん主人公、相棒、ハンター、バカな市長、フェスティバル。モンスターパニックの王道を歩もうとして滑り倒した愛すべき一作でした。