あらた

SUPER 8/スーパーエイトのあらたのレビュー・感想・評価

SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)
4.5
E.T.に通じる王道SFジュブナイル。
映画マニアの少年たちが偶然軍の機密を写してしまい、町を襲う異星人との戦いに巻き込まれていく。

良い!ちょっと懐かしさを感じさせる愛らしい娯楽映画で、肩の力を抜いて素直に楽しめた!

脚本が良くできてる。
メインの異星人話が進展していく中で個々人が抱える葛藤や人間関係の問題が明らかになっていき、事態の収束に合わせてそれらの葛藤や問題も乗り越えられていくという構造で、その収斂していく感じが気持ちいい。
しかも、子どもだけでなく、主人公とヒロインそれぞれの父親まで成長させる作り手の優しさが嬉しい。
伏線も丁寧に張られていて、序盤の何気ない言葉が後半になって効いてくる。
最後のネックレスのくだりはベタだけど、少し泣きそうになった。

他にも、メインの子どもたちの愛すべきボンクラ感(ゾンビ映画作りに夢中だったり、先生にゲーム機没収されてたり、すぐゲボ吐いたり)も可愛らしいし、いちいち撮り方に細かい工夫がされてるのも飽きにくい。
あと、エンドロールにあるサービスが最高!エンドロールのおまけでこんなに嬉しいものも少ないだろう。
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