ウォレス

かいじゅうたちのいるところのウォレスのレビュー・感想・評価

3.0
なんだこれ怖い!
思ってたのとちげぇー!

母親とケンカして家から飛び出た少年マックスがたどり着いたのは「かいじゅうたちのいるところ」。
かいじゅうたちは全然可愛くないし、変なやつ多いし、情緒不安定だし、普通に怖い。

特にキャロルは変なやつ。
友達が他のやつと仲良くしてると嫉妬するし、仲間が近くにいなきゃ嫌がるし、急にキレるし、仲間の腕壊すし、正直怖いし何考えてるのかよくわからない。

けどそれってよく考えたらマックスも同じだった。

「誰もかまってくれなくて、母親に嫉妬して、寂しくて、家を出るマックス」

そんな彼が出会ったのが、

「仲間が近くにいなきゃダメで、友達に嫉妬して、寂しくて、家を潰してるキャロル」だった。

つまり「自分を見直す旅」だったんだ。

まぁそれはいいんだけれども…
はたしてその旅でお互い何か変わったのだろうか。
そのへんがよくわかりませんでした。
「俺たちを守ってくれる王様なんだろ?結局なにもできてないじゃないかー!」っていうキャロルの言葉には同感。
別れ際なぜか良い雰囲気出してたけど、結局最後まで何も解決されてないし、マックスは結局みんなにウソついて、なにもかも放ったらかしで去っていっただけ。
「なんなの」感がすごい。

そして他のかいじゅうたちは少年に呆れてたのになぜ別れ際あんな悲しそう?
なぜホッコリ雰囲気?

かと思ったら、別れ際に「食べなかった王様はあなただけよ」ってなにとんでもないこと言ってんだ怖すぎだろ。
そのために冒頭に人骨映して伏線張ってたのかよ、無駄に怖ぇよ….

つまりボクはいろいろ考えた末こう思った…

『この映画、結局何を伝えたいのかわからない』…と。


まとめきれないので以上(^^;)
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