ぶってる

レクイエム・フォー・ドリームのぶってるのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

初鑑賞

廃人になるまでをリズミカルにまとめた作品。一昔前のMVのような画面ニ分割が全体的に多かったり、コラージュのような映像が繰り広げられていて別の世界を覗き見た感覚です。

結局自分の事しか考えれてないあたり、まさに古典的な薬物中毒者って感じでリアリティがあって見応えバツグン。加えてサラ役のエレン・バースティンの演技力が、ぐんとリアルさを底上げできていて素晴らしかった。

4人とも人生終了ラストで確かに胸糞展開だけど、特にマリオンが一番地獄のような人生を送るんだろうなと思わせる微笑みはゾクゾクしましたね。

なんだかな〜

薬物が破滅させたというよりは彼らの弱さや無知が破滅への一歩を歩み出したって感じたかな。

薬物はほんのちょっと後押しをしただけ。ただそのたった一粒が人生の終着点に向かっていく様ををうまく伝えられるいい作品でしたね。

薬物の怖さは最終的に人間をやめきれないってところだろうなって感じた。少し人間味が残るのが一番の恐怖だわ。本人にとっては壊れるなら完全に壊れてしまうか、死んだほうがマシ。

周りの人間からしたら迷惑かもしれんけど、私の個人的な意見としては、やりたい奴は勝手にどうぞとは思います。貴方の人生だし好きな事すればいいと思う。ただ、外出ていいけど他人に危害は加えるなよって感じかな。


ジャレット・レト…ほんま歳とらねぇな、そんな映画でした。
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