きつい、きつい、とにかくきつい、当然ハッピーエンドもありません。
しいていうなら、全員命があるだけマシなのか?というくらい。
しかし演出がとにかくクール。
2001年の作品とは思えないほどかなり最先端で、見るドラッグとしての完成度はかなり高い。不気味で驚異的で、それでも快感を覚える音とカット、構図作りに感嘆しました。
しかしそれでも、「絶対にドラッグはしないぞ」と思わせてくれる恐ろしい末路が描かれいています。
登場人物全員最悪の結末を迎えます。
逆にあっさり死んでしまっていたほうが楽とすら思えるような苦行のあとに映画が終わります。後味最悪。
個人的には、動機はともあれ病院に騙されるかたちで薬漬けになったお母さんが最も不憫だし、最後の仕打ちもこたえました。
ハッピーエンドしか見たくないタイプなのですが、興味を持って見てしまいました。
それでも視聴をやめずに最後まで見たのは数々の演出に惹かれたからです。
バッドエンド耐性のある方はぜひ。