ダーレン・アロノフスキー監督の衝撃のサスペンスホラー。
薬物中毒になり、心身ともに蝕まれていく人たちを描いた作品。
ダーレン・アロノフスキー監督と言うと、最近作の「マザー」等を筆頭に、とにかく居心地の悪い、人間の闇を描いた作風なんだけど、鬱映画としてとにかく胸糞悪い作品で、トラウマ必至の仕上がりになっています。
ヘロイン中毒の若者なんかは、正直自業自得な所はあるんだけど、人気番組に出演したいと熱望する中年女性が、ダイエット薬にハマり、心身共に壊れていく様は特に恐ろしく、
医薬品が人体を蝕んでいくエピソードは本当に怖かったですね。
まあ、20年も前の作品ですし、演出が古かったり、安っぽさは感じましたが、なかなか重苦しく怪物や妖怪が出てくるホラーよりも断然怖かったです。
