このレビューはネタバレを含みます
有名作品ながら初めて鑑賞
作品の切り口、プロットに感動した。
出来事としては「主人公が社交ダンスをはじめた」それ以上の大きな変化は起こらないが、周囲の人間の反応と主人公の生活の変化によってその事実が事実以上に意味を持ち、ドラマ性を生み出していることに感動した。
ダンス教室受講生募集中と書かれた窓ガラスは、そこらのビルを探せばすぐにでもみつかりそうだが、そのガラス窓の向こうの世界を知る人はそう多くはない。非日常は思ったよりも身近にあるもので、そしてそれは自らの中に潜在的に、あなたが扉を開けてくれるのを待っているのかもしれない。