の子蛙

巨人と玩具のの子蛙のレビュー・感想・評価

巨人と玩具(1958年製作の映画)
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映画の手出しから鳥肌だった。。写真だと思ったら紙がふぁーって飛んでって、最初からサプライズ感強くてインパクト完璧だし超カッコよかった。。

セリフが早いしたまになんて言ってるか聞き取れないけど、全員あと少しで爆発しそうというか爆発してるくらいの声量から怒りとか意思を投げやりに発してるのが見てて勝手にスッキリするし面白かった。

人のセリフとか実際には絶対無い会話なんだけど、アポロが火事になってそのチャンスを狙って調子に乗った案を遂行したらそれが裏目に出てしまうところとか、ライバル社の人と恋仲になって聞き出そうとするところとかストーリーから現代にも通じるリアルも感じられる部分は多い気がした。あんなにあからさまな商売の競走は現代であるのか、今は逆に闇が多い気がして怖いから、こんくらい露出して欲しいと思った。

オタマジャクシが次々に死んで行く度に、だんだん有名になっていく女の子の比喩になっているのがうわぁ、、、と思った。

初の増村保造作品だった。
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