Ash国立ホラー大学院卒論執筆

ウルヴァリン:X-MEN ZEROのAsh国立ホラー大学院卒論執筆のレビュー・感想・評価

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)
3.7
【呪われた力】

少年時代(19世紀)の能力発現からアダマンチウムを入れられ、ストライカーに記憶を消されるまでを描くウルヴァリン誕生物語。

クレイジーな殺人鬼の兄貴と一緒に育ちながらも、正気を保ち続けたウルヴァリンが凄い。南北戦争、世界大戦、ベトナム戦争と数々の戦場を経験しており、悪夢にうなされるPTSDの原因が見て取れる。不死身ってのもヤベーな

今作もあくまで、超能力は"呪われた力"であるという描写は一貫しており 、特殊な力の所為で陰謀に巻き込まれたり、地元を追われたりする。

逆に、DC作品は超能力を"天からの授かり物"として絶対善と捉えており、そこがMARVEL作品と決定的に違う部分。X-MENはそのMARVELらしさが全面に出てるから面白いんだろうな。