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ベティの小さな秘密のlamiのレビュー・感想・評価

ベティの小さな秘密(2006年製作の映画)
4.5
マリアさんを見れるだけでもう充分だけど、お話も想像以上によかった!!
小学6年生のベティの、愛らしさと包容力にとても心が癒される*保健所の犬ナッツが殺されちゃうかも…ってなった時は感情移入してしまって思わず涙が( ; ; )
ベティは誰よりも繊細で純粋で、きっと他の子達よりも気を遣えるし色々な物事に気付ける子。お願いだから、彼女の心を傷つけたり乱すようなことはしないであげてって思いながら見守る気持ちで観ちゃう。

心の病を抱えた患者のことも偏見なく助けてあげようと、あそこまで行動できるのはすごいことだと思う!社会的に間違っていたことかもしれないけど、それでもベティは一生懸命に愛するものを守るために生きていて、その姿に胸を打たれるし、そういう気持ちってすごく大切だと思う!

ベティは今まで一緒にいた姉が寄宿学校に行ってしまうことで、"妹"という立場のために幼かった部分が少しずつ成長していくように感じられた。ベティ目線で見ると両親は"大人"という感じがすごくあって、夫婦の問題もベティには話して来ないし、きっと壁を感じていたんだと思う。どこかで二の次にされているような気がしてたんじゃないかな…だからこそ愛称の"ベティ"ではなく"エリザベス"と呼んでほしかったのかなと思った。

フランス映画らしいお部屋の柄や配色にときめくし、マリアさんの赤いお洋服も、ベティの赤いコートに赤い靴、グリーンのスカートも素敵だったな*あのヘアゴムも。スカートを買ってもらって笑顔でずっとくるくる回ってたの可愛過ぎて思わずニヤニヤしてしまった。笑
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