全体的に光のコントラストが強く、強い陽射しを浴びているような感覚になりクラクラする。周りは白くて、他の人間は薄い影のよう。それがずっと広がっているような世界。途方に暮れそうなくらい虚無感を感じる。
ホテルの一室、窓にあるブラインドの隙間から外を覗く男。『アンダルシアの犬』にもこんなシーンがあったような。
ファム・ファタール役の女性は、綺麗だけど口角がグッと下がっていて少し怖い印象。
Markしてないから初めてかな〜と、AIに勧められて何となく観ていたら数年前に観た作品でした。なんて引き込まれる作品なんだろうと感動して観終わった後に詳細を確認すると、アラン・ロブ=グリエの監督デビュー作とのこと。
納得!やっぱり私この監督の作品好きなんだな〜と思いました。しかもこのデビュー作は観やすいし一番好きかもしれない*(脚本を書いてる『去年マリエンバートで』も、ものすごく好き)