荒野の森くま

博徒七人の荒野の森くまのレビュー・感想・評価

博徒七人(1966年製作の映画)
4.6
片目の鶴田浩二と片腕の藤山寛美と片足の山本麟一とめくらの待田京介と顔面ケロイド大木実と唖でツンボの山城新伍とせむし男の小松方正とが各人磨き上げた特技を活かして桜町弘子の父親が経営する石切場を金子信雄の悪の手から守る話。

大人数(桜町弘子も同行し花札を手裏剣のように投げる)で殴り込むため敵方も多数の鉄砲やダイナマイトで応戦し戦争映画のようだった。

西村晃のアル中の医者は適役だが遠藤辰雄が珍しく善人の役を演じるのも含めてイレギュラーで必見な東映任侠映画で「快傑ズバット」のルーツを感じる1本。