キレイだな〜かっくい〜なァ〜オレ板前のゴロちゃん！って横からグイグイ大辻伺郎良すぎ。あの娘アンタのこと…って嘘言われてバナナとリンゴあげちゃって、でも察しが良いからバスタオルに出刃くるんでナイスアシスト。サングラス外して中谷一郎に白紙委任状出す内藤武敏、三三七拍子にあわせて怒りに震える小池朝雄の目袋。賭場のチョイ役遠辰親分とメッシュの子分。大森の◯◯とか地名で呼ばれるのも良い。八王子から電話して、その背後がもう最初に予告された雨と赤いライトで中谷さんも子供に挨拶しちゃうし、土砂降りの中車は燃えて臓物感じる重量ある血飛沫をワイパーが弾く。素敵マンションの入り口からダダダと扇形の団地前の歩道橋、野次馬背負った土下座の朝雄を切って落として無数の窓に見つめられながら連行される安田道代。女は真心と言いつつ強すぎる極道女が高田節。決まっとんの〜

関東明和会の実権を握るのは昔気質のマッチョな小池派か？組長も現場で汗を流す実直な中谷派か？どっちにつくのか出所したばかりの安田道代をご苦労様でしたと出迎える吉田輝雄。明和会の議場はマンションの中にある素敵な天窓つき広々としたスペース。ここだけでもイタリア映画を見ているような気分、そして他のメンバーから少し離れてサングラスに無言の内藤武敏。小池朝雄のカネに靡かず中谷派についた安田道代を出口で迎える刺客、そこに駆けつける輝雄。ずっとスーツでパリッと決めてたのにここだけ素肌に紗みたいな透けたの着て登場、最高にカッコいい。地名忘れてしまったけど温泉地の飲み屋で出会う番頭は五郎ちゃん大辻伺郎。大雨のなか事務所に戻ると娘がどこいくの？で不吉な予感はピークに、フロントガラスに飛んだ血飛沫を拭うワイパー。最後の歩道橋の撮影も突然街に出て、キマリに決まって大満足。

シリーズ三作目。出所して故郷の川崎に帰ってきた美樹（安田道代）は、関東明和会会長選挙のいざこざに巻き込まれ、ワル組長の小池朝雄の罠で関東所払いになる。安田道代、吉田輝雄、中谷一郎の目力が素敵。