メシと映画のK佐藤

ノートルダムの鐘のメシと映画のK佐藤のネタバレレビュー・内容・結末

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作やミュージカルは未見の状態で鑑賞。
キャラクター描写や風景の美しさには魅了させられましたが、ストーリー自体は割と小ぢんまりしていたなーと言うのが正直な感想です。

いくらパリを炎で燃やしたフロローを打倒したのに尽力したと言ってもカジモドがすんなり外の世界に受け入れられてしまっていたのが、個人的にちょいと腑に落ちないんですよね。
祭りのシーンではあんだけ迫害していた民衆が、ラストで一転して良い人になるのかな…と。
とか言いつつ、民衆の中から一人の女の子が前に出てカジモドを受け入れたのには少しホロリとさせられてしまったのですが…😅
このハッピーエンドがどうにも無理くりこしらえた印象だったのですが、原作はかなり悲劇的な結末だったそうで納得しました。
うーん、その結末はディズニー作品には出来ないでしょう💦
ただ、本作のヴィランであるフロローのエスメラルダに対する卑しい執着等ディズニー作品らしからぬ生々しさは、そんな原作を再現しているのかなーと思いました。

上述した様に風景の美しさは秀逸。
特にノートルダムから臨むパリの街並みや夕陽は実写と見紛うばかりの美しさで、心奪われました。