茸のうち

チェンジリングの茸のうちのネタバレレビュー・内容・結末

チェンジリング(2008年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

あらすじだけ見ると気味悪い感じなのかと思って蓋を開けてみれば超社会派サスペンス!事実は小説より奇なりとはいうけど、実際の出来事なのに脚本としてここまで完成しきってるのが凄い!行方不明の息子が帰ってきたら別人で、警察に事実ねじ伏せられて精神病院入れられて、息子は実は史上最悪レベルの児童誘拐殺人に巻き込まれてたなんてフィクションとしか思えない残酷さ。LAPDの腐敗も20人の連続殺人事件も事実って怖すぎる。顛末を裁判以後の最後の最後まで丁寧に描ききってるのも良かった。ラストのアンジーの涙のシーンは久々に貰い泣きした。イーストウッド作品はミリオンダラー・ベイビーといい悲しい作品のほうが強烈に残っちゃう。
母の愛は強し。クリスティンコリンズの屈しない強さに勇気を貰える傑作でした。
茸のうち

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