案山子

放浪の画家 ピロスマニの案山子のレビュー・感想・評価

放浪の画家 ピロスマニ(1969年製作の映画)
4.0
明らかに絵画を意識している撮影が良く、ほとんどのショットで被写体を正面/真横から収めている構図はピロスマニその人の作品を想起させずにはおかない。背筋を伸ばし、顔だけがやや前傾気味になって歩く彼の姿も半端なく画になってる。
貧しい人々が牛乳屋に入ってくる(ドア枠がフレームインフレームになっている)冒頭と、描きあげた復活祭の絵をじっくりと見せる終盤のパンが個人的に白眉。限りなく「主観」に接近しながらも非人称的なショットが美しい。
案山子

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