“ディディエ”はラブラドール犬の名前。フランス映画です。
独身の中年男ジャン・ピエールは姉の旅行中に犬のディディエを預かることに。
ある晩、空から謎の青い宇宙線がディディエに降り注ぎ、朝にはなぜかラブラドールのディディエが人間の姿に。しかもサッカーの天才的資質を発揮。
なぜ? と考えることを許さない徹底したナンセンスが潔い(?)
成績不振のサッカーチームのマネージャーでクビ寸前の主人公は、ボール遊びが好きな元犬のディディエをチームの一員に抜擢して名誉挽回を画策しますが・・・
とにかく人になった犬を演じるアラン・シャバという俳優が犬にしか見えない。
もう仕草が犬、雰囲気が犬、目が絶対に犬。
セリフが「ウォフ!」くらいしかないのも正解。
特殊メイクなんか一切ナシでこのなりきり度はさすがです。
あ、監督もこのディディエを演じたアラン・シャバその人で本作が初監督作とか。
本作でセザール賞の最優秀新人監督作品賞を受賞しています。
有名サッカーチームなんかも出ているらしく、フランスでは大ヒットを記録した映画だそうです。
私はサッカーに興味がありませんが、興味のある人はもう少し楽しめるかも。