「お見事!」
観るたびにそう叫びたくなります。(笑)
予算は、 ない。
ストーリーは前作で完結してる。
だいいち映画の"舞台"そのものが、もはや存在しない。
それでもヒットする続編を作ってくれ。
この恐ろしくハードルの高い要求に完璧に応えてみせた脚本家ポール・デーンに拍手!
画ヅラもカメラワークも音楽もグッと70年代ぽくなったシリーズ第3作。
もはやいつどこでハリー・キャラハン刑事が颯爽と現れてもおかしくない空気感ですね。(笑)
「ピラニア」「燃える昆虫軍団」のブラッフォード・ディルマン、
「スタートレックⅡ カーンの逆襲」のリカルド・モンタルバン、
前作とはガラリと役柄が変わったナタリー・トランディ、
そしてシリーズ復帰が嬉しいロディ・マクドウォールなど、
"好き者"にはお馴染みの面々が続々と登場します。
唯一残念なのが、物語前半に登場するゴリラくんの造形のあまりのヒドさ…
これはいけません!(笑)
「THX-1138」みたいに昔の作品に後から手を加えるのには基本的に反対だけど、ここだけは 21世紀のテクノロジーを駆使してなんとかしてほしいなぁ。