このレビューはネタバレを含みます
以前アメリカのドラマ版ニキータは見たことがあった。
アメリカ版のドラマはハッキリ覚えていないが、既に暗殺者として完成されていて凄くスマートでカッコいい女性だったと思う。
フランス版映画はまだ暗殺として未熟な部分があり感情が先に立ち仕事を遂行できない未完成の殺し屋といった女性だ。
それでも不良少女から数々の訓練を受け、大人の女性に段々と変わっていく様を主人公が巧みに演じている。
最初は訓練にやる気無し、態度は横暴、指導官には歯向かう。ただ彼女の素質を見抜いているボブに対しては段々と信頼をおいていく。
そして3年の訓練を受け組織から卒業。
初めて心から愛せる人との巡り会う。彼とのささやかなながらも幸せな同居生活。
でも、いつくるかわからない突然の暗殺命令。気の休まる時間はあまり無かったと思う。
感情を押し殺して任務を遂行するのが、プロだと思うが彼女にとっては重過ぎたのだろう。
最後の終わり方が何か雑な感じを受けた。
一波乱ありそうで何も無く。えっこれで終わり?
「お互い寂しくなりますね」と近所のお引越しの挨拶みたいで物足りない終わり方だった😓