このレビューはネタバレを含みます
別れという重たいがシンプルなテーマで、過去に頼らないと生きられないマイク、過去に頼らずとも生きられるスコットの対比が描かれている。マイクは持病のこともあってか悲愴感に満ちている。ローマでのスコットとの別れはマイクの苦悩を全面に押し出していた。同じような生活をしていても性的嗜好も異なり、お金の心配もないスコットはマイクのそれとはまるで異なり、マイクの未来を案ずると救いのない気もしてしまう。
映像の素晴らしさに感動し、最高に絵になるリバーフェニックスとキアヌリーブスが印象的な作品。テーマもしっかり伝わったし、それなりには楽しめたのだが、何故か消化不良感が残り好きになれない。グッドウィルハンティングでも感じたもので、監督との相性の悪さかな、、