品川巻

男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼けの品川巻のレビュー・感想・評価

4.8
男はつらいよデビュー。評判が良かった今作から試してみたけど、良すぎてびっくりした。
目まぐるしく出会いや別れがあって、楽しさと寂しさを同時に感じることが多かったこの1年の終わりに、こんなにあたたかい映画に出会えて嬉しかった。

居酒屋で助けた酔っ払いのおじいちゃんが、実は有名な日本画家・青観だったというシンプルな展開から、捻りのないド直球な人情があふれていく。
(相手に納得できない場合)「金持ちだから」という打算的な理由で関係性を続けようとしないのが、寅さんのいいところ。

ヒロイン"芸妓・ぼたんさん"は屈託なくて常に気を配れる素敵な人。
あと宇野重吉さん!!!笠智衆さんに並ぶ推しおじさまになりました。

1番好きなのは、龍野で青観先生と志乃さん(昔の恋人)が再会するシーン。
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