ゆず

日本のいちばん長い日のゆずのレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)
5.0
終戦前夜をドキュメンタリータッチで描いた傑作戦争映画。御前会議で日本の降伏が決定された1945年8月14日正午から翌日8月15日正午に玉音放送が流されるまでの24時間を克明に描く。陸軍省の一部の将校らのクーデター計画(宮城事件)がスリリングだ。

まず内容が物凄かったが、この映画を1967年に、敗戦してから20年ほどの時期に撮ったというのもすごい。公開当時存命だった昭和天皇にはさすがに配慮した描写になっているが、それ以外は忖度なしでやっているように見受けられる。
現代の方がよっぽど表現の自由は狭まっているじゃないかと思ってしまった。この映画をいま作れるメジャー映画会社なんてあるのだろうか?(2015年版のことは知らない)
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