キモサベ

ハンナとその姉妹のキモサベのレビュー・感想・評価

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)
3.2
以前、ウディ・アレン監督の経歴を調べた時に、スタンダップ・コメディアン(・・・何でしょ、今の日本なら“ピン芸人”的な位置づけなのでしょうか?)だったと知りました
だからと言ってこじつけるわけではないのですが、本作のように他人の“悩み”なんて、所詮は笑いごと?・・・のように思えてきちゃいます

恋愛であれ、病であれ、宗教であれ、悩めば悩むほど・・・です
1960年代から製作し続けている監督さんに、根強い“信者”が多いのも、スクリーンの登場人物たちが“もがく”さまを見ることで、逆に自分はホッとする? 上手く言え(書け)ませんが、逃げ道を示してくれているような気がするのです

ハリウッド映画と一線を画す映画の在り方が支持される所以でしょうか?

さて、脱線しますが
本作を観ていて、日本映画の「阿修羅のごとく」が、ふと頭に浮かびました 2003年、森田芳光監督さんの作品です
元となるのは、向田邦子脚本による1979年のNHKテレビドラマです
母親に、女四姉妹・・・中身は全く異なりますけどね

でも、野郎(男)ばっかの兄弟の物語より、女系家族の方がはるかに“華”がござんす
キモサベ

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