nekoneko

弓のnekonekoのレビュー・感想・評価

(2005年製作の映画)
3.8
「嘆きのピエタ」などで知られる韓国の鬼才?キムギドク監督が描くラブロマンス(ドロドロ感はありません!好き嫌いが激しいかも笑)

たまにしか観ない韓国映画だけれど昨日に続いて2作目笑
ほぼ 老人 少女 青年の3人の構成でセリフもほとんどない
でも 序盤から引き込まれてしまった!(ずるずる)

韓国の沖合に浮かぶエンジンも壊れたボロボロの漁船⛵️ボートで釣り客を運んできて老人は生計を立てている
街で6歳の時に誘拐してきた少女と船で暮らしている…(これって犯罪だよー)
あら?ジャケはこのシーンだったのね?って納得笑

老人は数ヶ月後に少女が17歳を迎えたら結婚しようと花嫁衣装まで用意している(カレンダーに✖️印までつけてニヤニヤ)
ある日 釣り客としてやってきた青年に少女は恋心を抱く…というと先が見えるけど
ベタでラストに行かないのがキム監督!(老人役の俳優さんが名演)

とにかくタイトル通り「弓」🏹が小道具どころか大道具になっている!
楽器や 占い そして武器として…(威嚇にも!笑)

釣り客にサービスとして「弓占い」をするシーンが劇中で3回あるんだけれど
終盤の最後のシーンが1番 手に汗握る〜(愛は勝つ!?)

舷側に描かれた観音像と少女が美しい
毎回どんな結果なのか観客側には伝わらないのが また監督さんの手法?
(私も占ってもらいたい笑)

二胡に似たヘグムの音色にのせて海に浮かぶ船と少女の眼差しが印象的(海上の巫女?)
「現代神話のような作品」でした…
私の好きな癖ありすぎな話笑

追記 少女がとにかくドキっとする色気です!百合の香りを嗅いだみたいにクラクラしそうな…同性と異性とでは感じ方違うよねぇーラストの船の上で…言えない💦
「水平の矢と垂直の矢」
どっから飛んできたの〜??(宇宙?)
nekoneko

nekoneko