【生首を 捨てに踏み出し ゴロリと落とし】
アマプラにて。“あなたが興味のありそうな映画”のラインナップに出てきたので。…ナンデ、私が生首映画好きってわかるんだよ!コワイぞアマゾン!
“ミスター・B.I.G.”ことバート・I・ゴードン監督作ってトコロでも興味を惹かれ。巨大ではない、等身大の生首映画なんかも撮っていたんだね…。
女の情念、その深さを測定ミスして選択ミスして右往左往する男のおはなし。
これは全く、男の自業自得。愛の深さ、美人度おっぱい度、からなら選ぶ相手を間違えている。いや、結果から見ても、その深さが怖かった…と言い張るなら、ご利用は計画的に、後を濁さず別れるべきでした。男らしさを勘違いした時代の男、もはや遺物でありましょう。
それにしても、遊びや回り道のない直球ホラーで、バカ映画とバカにできない、キチンとした物語でした。見事な着地じゃないか!と感心しちゃったほど。
ホラー描写は笑っちゃうんだけどね。邦題の元ネタシーンなんて、ナンデわざわざその部位で文字通り、顔出すのかと。銅像コントじゃあるまいし(←昭和ネタ)。ライバルに勝てる筈のおっぱいで釣るべきだったのでは?最早ソコまで飽きられたか?
何故だか、モンローのパチモンみたいな姿で男を脅すのも、見栄を張っているようで哀しい。いつ、聚楽よ〜とか言い出すかとハラハラしました(←昭和ネタ)。
豊かだが 哀し過ぎます モンローパイ
ちなみにこの邦題、看板に偽りあり。空は飛ばずに地面にオチます。おかげで大爆笑!
それでも、オチはやっぱり感心する。“怪談”と括りたくなる余韻があります。
そして、“第三の女”子役の使い方が見事、効いておりました。
<2022.7.1記>