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座頭市二段斬りのkojikojiのレビュー・感想・評価

座頭市二段斬り(1965年製作の映画)
3.5
No.1558
2023.12.26視聴 シリーズ第10作1965年
監督は「眠狂四郎炎情剣」の森田富士郎

座頭市は、昔、あんまの手ほどきをうけた彦の市師匠をたまたま訪ねることにした。ところが、師匠彦の市は殺され、お小夜は宿場の親分錣山の辰五郎のために、今は名も錦木と変え女郎に身を沈めていた。
座頭市はお小夜を探し、女郎屋を訪ねていく。
 この女郎屋の持ち主辰五郎と郡代役所の磯田幸右衛門がこの宿場を牛耳り、悪の限りを尽くしていた。
やがて、座頭市はこの辰五郎の用心棒の門倉(加藤武)が辰五郎の命令で彦の市が殺されたことを知る。座頭市は門倉に決闘を挑むことに。

 座頭市の相手はこの加藤武が演じる用心棒門倉ぐらいだ。ところがとても強そうに見えない。加藤武の老人(じゃなくて、浪人😅)姿は初めて見たが似合わない。
 それに加えて辰五郎も郡代も座頭市に全く刀を抜かない。座頭市に切りかかるのは子分ばかり。二人はひたすら逃げるだけ。肝心の座頭市の2段切りは大勢の子分達との立ち回りで出された二刀流のことか、よくわからないが、相手が弱すぎで白けてしまう。

 唯一この映画で光るのは最後っぺの三木のり平ぐらいのものか。いい役者だ。しっかり笑わせてもらった。幼い小林幸子が花を添えている(?笑)
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