オトマイム

新学期・操行ゼロのオトマイムのレビュー・感想・評価

新学期・操行ゼロ(1933年製作の映画)
4.0
かの有名な枕投げの場面はもう、圧巻。ぐちゃぐちゃに散らかった寄宿舎の寝室に、透けて光ってふわふわと舞う羽根が幻想的で、モノクロームとスローモーション効果もあってその美しさは神々しいほどだった。
そしてもうひとつ楽しみにしていたのが『大人は判ってくれない』でトリュフォーが真似っこした、列をなして歩く生徒たちが次々にずらかるシーン。そっくりですね。

ピチピチ飛び跳ねてるような、生きのいい魚みたいな子供たちの反逆と革命、ジャン・ヴィゴ天才だと思った。