タバコ業界という巨大産業に立ち向かった内部告発者とジャーナリストの正義感溢れる勇姿に迫った実話ベースのドラマ映画。
2022年108本目。4年6ヶ月ぶり2度目の鑑賞。
3.8→3.9
今ではタバコが人体に有害であることは当たり前すぎるくらい当たり前で、一喫煙者としてはそのことは承知の上で嗜んでいるわけですが、この作品で描かれているのはタバコ業界が組織ぐるみでそのことを否定・隠蔽していた時代のお話です。
巨大な権力というものはお金の力でほんとに何でもできてしまうので、家族の身を危険に晒してまで立ち向かうことがいかに勇敢であるかがよく分かります。自分が信じる正義を貫く姿勢には本当に心を動かされます。自分もこういう人間でありたいと強く思いますが、そのためにはまず自分の中で正義として信じるものが必要で、そこをしっかりと持てるよう世の中に関心を持ち考えて生きることが大切なんだと思います。
割と淡々としていますし長尺ですが、折に触れて観たい作品です。
