美術品鑑定士がとある鑑定依頼で謎の女と接触することをきっかけに思わぬ事態に発展していく様を描いたミステリー映画。
2023年96本目。6年ぶり2度目の鑑賞。
ところどころオジサン的なキモさはあるかもしれないけれど、ミステリー作品として普通に高い完成度を誇る佳作だと思います。ジュゼッペ・トルナトーレ監督とミステリーという異色の組み合わせですが、作品の雰囲気にいい感じに彼の作風も反映されていて、一風変わったテイストに仕上がっているのも良い点です。
ラストの画の哀愁が好きです。美的センスを感じさせます。初鑑賞時、ヴァージルを演じている人(ジェフリー・ラッシュ)がパイレーツのバルボッサだと知った時の衝撃を思い出します。