ワンダフルデイズモーニング

ダイナマイトどんどんのワンダフルデイズモーニングのレビュー・感想・評価

ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)
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 観終わってから冒頭の5分つまりタイトルがバーンと出るまでを十回以上観た。個人的には、この5分間はその後の137分間を凌駕する凄まじい面白さだ。のっけからの異常なテンション、突如勃発する暴力、銃撃戦、火力の高い兵器、疾走と追跡、その果てにある少年たちの草野球つまりこの映画のいうところの"ルールの存在する戦い"と同一空間で行われるルールの無いような戦闘、
「橋伝のアメリカかぶれ!今度はダイナマイトぞ」というなんか矛盾したような科白、投げるというアクションで野球と戦闘が結ばれ、フランキー堺の視線と「ホームラン」という言葉に呼応する大爆発。最高である。