こういうのだよねー!
岡本喜八って脚本家が良くないことが多い気がするのですが(ジャズ大名とか)、まあ悪くはなかったかな。中盤以降の、全てがぐちゃぐちゃになったのを延々と見せるのはいつも通りだったけど。多分、時間にすればそれほど長くないんだろうけど、序盤のテンポが良すぎるので……
東映実録物のパロディであることは明白で、広島弁でなく福岡弁(筑豊弁はもっと汚いし、博多弁はもっと洗練されてるので、ちょっと違うかな…)を喋る『仁義なき戦い』メンバー。菅原文太と北大路欣也がちゃんと喋るのは『仁義なき戦い』では無かったから新鮮。序盤のカメラの振り方も東映っぽい。だけど、後半になるにつれ人物の真正面のドアップとか東宝っぽくなってくる。
あとフランキー堺まで出てくるし、宮下順子の節操の無さもいい。
相手の女たちがストリッパーで、味方は芸者っていうのも面白い。というか最後の試合は『少林サッカー』だよ笑
MPが介入してくるだけじゃなくて、星条旗まで掲げられちゃうのがブラックユーモアすぎる。沖縄に飛ばされるのもね。