ハリィしろかわ

ゴジラのハリィしろかわのレビュー・感想・評価

ゴジラ(1954年製作の映画)
4.3
【 シネマメモ帖 「ゴジラ」(1954年)】

先日、NASAなどが参加する研究チームが日本を代表する怪獣「ゴジラ」を星座として新たに認定したと発表。
ゴジラの選定理由は、ブラックホールや中性子星の活動でガンマ線が大量に放出される「ガンマ線バースト」と呼ばれる現象が、ゴジラが放つ放射熱線と似ているためという。
さすが、日本が世界に誇るモンスター、ゴジラ。
だけど、そんな人気もののゴジラの第1作は戦後の傷跡がまだ残っている1954年に公開。
アメリカの水爆実験により、日本の漁船第五福竜丸が被爆した事件が本作製作にも影響を与えたこと等を考えると、唯一の被爆国である日本がゴジラを作り出し、世界に問うたことの意味は深い。
「水爆大怪獣」といった呼称が実に重々しい。
私たちが戦争や核兵器の恐ろしさを忘れかけ、平和ボケしているときにゴジラは怒りとともにまた品川から上陸してくるのです!
「シン・ゴジラ」も面白かったけど、やはり「ゴジラ」第1作は王道の傑作。
そして、本多猪四郎も日本が世界に誇る名監督です!
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