ハリィしろかわ

ジェントルメンのハリィしろかわのレビュー・感想・評価

ジェントルメン(2019年製作の映画)
4.3
【「#ジェントルメン」大満足! 】

■ハリウッドメジャー大作ものが続いていたガイ・リッチー監督が原点回帰。
ロンドンでのクライム・アクションに再び取り組んだ本作、スクリーンで観られてよかった!(#ギンレイホール)

■登場人物たちの無駄に愉快な会話、映画マニアが喜ぶ小ネタたっぷり、クールすぎるサウンドトラック、最後のどんでん返し等、これぞガイ・リッチー作品!大満足。

■マシュー・マコノヒー演じるマリファナ王ミッキーの徹底した紳士ぶり(ジャングルの王!)、チャーリー・ハナム演じるミッキーの右腕レイの信頼感、コリン・ファレル演じるチーマーの更生専門コーチーの強面ぶり、誰もが適役で劇中イキイキしていたが、一番イキイキしていたのは、ゲスな私立探偵フレッチャーを演じたヒュー・グラントであることに異論なし。

■狂言回しでありながら、終始、ストーリーをかき乱す様は、ミッキーやレイを喰ってしまうぐらい印象に残る。
かつてのラブコメ帝王ヒュー・グラントが、こんな汚れ役を嬉々として演じるのが観ていて面白い。

脅しにもなってない下ネタ満載の決め台詞があまりにもくだらな過ぎて、よくこんなセリフ考えつくな、と逆に感心してしまう…(笑)

「#ノッティングヒルの恋人」とかねヒューが好きな方が観たら、あまりものギャップにショックを受けるか…?

■また登場人物たちの衣装や小道具も男性誌で特集されるようなおしゃれ感が見ていて飽きない。

ガイ・リッチー監督の初期作「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」(98)や「#スナッチ」(00)のテイストが好きな方には絶対オススメできる本作。
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