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カリスマのenoのレビュー・感想・評価

カリスマ(1999年製作の映画)
3.7
メモ。

最初からヤブイケは人質と犯人両方を救いたかったと言っている。結果は両方死んでしまうが。森ではのちにどちらを救うかそれを問題にする事がおかしい、生きるために殺したり両方生きたり、あるがままで良いじゃないかと捉える。その世界を正すための軍隊としてのかつての自分に気付く。特別も全体も無い。私は平凡で、生かしてみたり殺してみたりあるがままで、あなたもどうぞご自由に。
法則の回復があるとすれば、法則を正そうとする事からの開放の事なのかな。

キリタニは一見自然派で、人間は自分の事ばかりしか考えていないと言うが、最後のはとても人間らしかった。法則と言ってる時点で、とても人間的だよね。

ラリった役所広司が可愛い。その時口ずさんでいるのが軍隊の行進曲。ヤバい(笑)
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