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ネコのミヌースのqpのレビュー・感想・評価

ネコのミヌース(2001年製作の映画)
3.5
 新聞記者のティペは気が弱くて、積極的に取材をすることができません。ネコから人間になったミヌースは猫の情報網を利用してティペを助けるという話です。

 初めてのオランダ映画でしたが、ヨーロッパらしい風景、屋台の魚屋などがたまらなく良かったです。そして、ティペの優しそうな雰囲気や子供のビビがかわいらしくてよかったです。

 映画の発想自体は面白いと思いました。猫の情報収集力を利用して、町の記事を作成していくことです。動物にでも協力してもらえる人の人柄は重宝されるべきだと思います。

 物語の進み方も勧善懲悪形式になっており、安心して楽しめます。猫が悪い人だと証拠を挙げて示す方法は非常に痛快で良かったです。ただ、話が単純すぎるという意味ではマイナスです。児童向けの心温まる映画でした。

 猫好きにはお勧めです。しかし、ミヌースは猫の特徴を際立て過ぎて、個人的には無理に特徴を出しすぎているなとも感じました。
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