アオスターク

塔の上のラプンツェルのアオスタークのレビュー・感想・評価

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)
3.0
初めて見た。こんな話だったんだな。
たしか初の3Dディズニーだったよねこれ。当時「3Dとか絶対見ないし!」っていうキモいオタク感情で受け入れられなかったからそれだけはよく覚えてる。

でも今見ても技術的に遜色ないのはまじすごいなー。
たしかにちょいちょい今だったらこうはしないだろな、という部分はありつつも、全体すっごく絵が綺麗。

しかし今見るとラプンツェルではまだ2Dディズニーっぽさ残ってるし、曲もあの頃のディズニーだ!って感じ。
ただあんまガツンとくる曲がなかったからやや残念だったかも。
灯籠流し(?)の曲を最大エモに置いてたんだと思うけど、うーん...。
懐古厨的にそこが結構今の3Dディズニーの「The 挿入歌」って感じで、やっぱりなあ...となってしまった。

てか今回のヴィランであるママ、これまで私が見たディズニー作品の中で最も凶悪だと思う。
自分の欲のために人間を18年養うその執着心...ガチ目のサイコパス。しかもこいつ、人間ってのがまた...。
結構キャラ的には好きなんだけど...でも!歌が...!!演技は良かったんだが、歌が...なんか違う気がする。申し訳ないけどミスキャストな感じがした。日本語だから字余りの曲なのか、ちゃんと歌いこなせてないのと、声にパワーが足りない。
この人の歌、ガチっとハマってたらもうちょっと全体評価違ったかもな...。

そしてこの話のストーリーライン、王道に見せかけて王道じゃないよな。
結構筋のそこかしこにパワーがあり、まあそういうとこ、私歌交えられると許容しがちなんだけど、最後のラプンツェルが自分の出自に気づくとこ、マジでなぜ!?って感じだったし、最後の涙が傷を治すとこもなぜ!?ってなってしまい、結構力で展開持ってったなってのが多くてそこは乗り切れなかった。

でも!!マクシマム??かわいすぎんか!?表情!!動き!!完璧すぎる。
ユージーンとの掛け合いもすごく好き。
この二人だけの映像ずっと見てたい。
ほんとディズニーの動物の描写は最高だなと数千回目の確認をしました。