そして、バトンは渡されたのアオスタークのネタバレレビュー・内容・結末

書籍発売の時から気になってた作品。
結局映画で見ることになったけど、よかったなー。

あり得ない設定だけど、さまざまな愛を描いてて「血の繋がりだけが愛ではない」というのがメインテーマなのが美しい。
登場人物達に嫌な人間がいなくて、現実は絶対にこれほど簡単じゃ無いけど、世界がこうあってほしいと思うようなあたたかい物語。

ヒューマンドラマ系の作品はわりと中弛みしがちだけど、この作品はちゃんと驚きポイントも用意されてて見やすかった。
最後まで見ると序盤でリカがいう「生命保険かけておいてね。高いやつ」の意味が180度変わる。
あれは「父の」じゃなくて「私の」が主語だったんだな...。

それにしても石原さとみは美しい。
着てる服もTHEさとみって感じでよかった。
テーマが似てるのは「八日目の蝉」だけど、断然こっちの方が私は好みでした。
タイトルの意味回収も含めて。いい映画だった。