三四郎

私は告白するの三四郎のレビュー・感想・評価

私は告白する(1953年製作の映画)
4.0
ええなぁ!おもしろいなぁ!
物語に引き込まれた。全然期待してなかったのにどんどん面白くなって、展開が気になり、神父さんどうなるんだろうとドキドキしながら観ていた。

モンゴメリー・クリフトとアン・バクスターが魅せてくれる。戦争によって引き裂かれた幼馴染同士の初恋、戦後に再会した時には、人妻になっていた彼女。でも、人妻になったことを知らなかった彼。彼が聖職者の道に進んだのは、やはり彼女を愛していたからだろう。なんとも悲しい話だが、彼女の旦那さんも良い人でよかった。

敵国ドイツからの亡命者夫婦で真犯人である夫のオットー・ケラーは最悪な奴に思えたが、彼は彼で奥さん思いの優しい旦那さんだったんだよなぁ。奥さんの綺麗な手が仕事で傷ついていくのが辛かったという心情は理解できる。
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