マーくんパパ

瀧の白糸のマーくんパパのレビュー・感想・評価

瀧の白糸(1933年製作の映画)
3.8
好きになったら命がけ、水藝の巡業演芸太夫の入江たか子が美しい(晩年の太め入江しか見たことなかったから)。勇ましい馬丁の若い男欣也に惚れて任官の為の学費を身を削って送り続ける太夫、金貸しに借りてまで作った金を奪われ、勢い余って殺めてしまう、その裁判を検事に任官出来た欣也が受け持つ運命の糸…。女の一途な情念を溝口が丹念な構図で演出、今は中々水芸なんて見られないないからそれも貴重なフィルム。