久しぶりにキアロスタミ監督❣️
これが長編デビュー作だったのね、初鑑賞‼️
監督が30代前半の製作で、他に代表される作品とは異質な感じ。
ほのぼのとか、しんみりとか後味に余韻を残すという類いじゃなかったのは驚き🤔
イラン南部の田舎町の10歳のサッカー⚽️好きな少年が、都会のテヘランで行われるサッカー大会をどうしても観たくて繰り広げるとんでもない冒険の顛末記。
悪ガキで親も手を余し、学校も平気でサボり、1年落第しているガッセム。先生からも体罰を下されているにも関わらず、試合を観たい一心で、親の金を盗んだことを決して口を割らない。小さな子供達からも小銭を騙し盗り、あの手この手でお金を集めて、1人で深夜バスに乗ってテヘランまで辿り着くが...
誰もが子供の頃、親に嘘を付いたりしたかも知れない。しか〜し、この子はちょっと行動がヤバイ😓勇敢だけど、ちっとも怖がりもしないで起こす行動には唖然となった。一つ間違えれば犯罪だし、巻き込まれてしまう可能性もあるのに...と、まぁそれが大人の考えなんだけどね。
とにかく悪ガキの真っ直ぐな気質は認めるものの、気持ちの優しい親友を丸め込み、友人を思う気持ちは無く自分の事だけ。ちっとも可愛くなくて、観ていてちょっと悲しく怖くなってしまったな〜😥
ただ、作り物と感じないリアルさは、子供らの自然なままがカメラに収まっていて、最後まで目が離せない。やはり巨匠は一味違いました✨
