野良の子犬にイチと名付けてこっそり飼い始めたのび太だったが、捨てられていたのはイチだけではないと知り、愕然とする。のび太は3億年前の世界に犬猫の楽園を作り、ドラえもんの"進化退化放射線"で進化させたイチをリーダーにする。翌日、様子を見ようとタイムマシンに乗ったドラえもんたちは、時空の捩れから目的の千年後にたどり着いてしまう。目の前には"進化退化放射線"で劇的に進化した犬と猫の世界があった。
【劇場版第25作目】舞台は3億年前とその1000年後の地球ワンニャン王国。アニメ作品は基本的に観る側は世代交代するもので多少のマンネリは仕方がないとは思うが、二足歩行の動物世界はさすがに多すぎると思う。犬のお巡りさんネタはその度にやってるイメージがある。
話は面白いしのび太とイチの時を越えた友情も良いけど野良猫のズブやネコジャラに救いが欲しかった。屈折するにしても人間のせいだしあんなに悪役にしなくても良かったのではと思う。のび太がけん玉ができることに違和感を感じた。
大山のぶ代ら第1期声優陣によるこれで最後の作品。大山のぶ代による｢ぼくドラえもんです｣のセリフも当然最後。山野さと子による『ドラえもんのうた』も最後なのは淋しい。
