Tai

インクレディブル・ハルクのTaiのレビュー・感想・評価

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)
3.3
アベンジャーズを振り返る第2弾!

ヒーローと呼ぶには余りにも凶暴なハルク。
'03の「ハルク」とは完全別物で、ハルク誕生やバックボーンよりもハルクという怪物を制御するという点が物語の主軸になっているようでした。
決してその力を使用したくはなく、むしろ消し去りたいという点では他のアベンジャーズとは一線を引く後ろ向きなヒーロー。

変身のスイッチになってしまう怒りを抑えるために武道を学ぶというのがよかったです。
丹田呼吸による感情の制御。
怒りというよりは興奮、アドレナリンの抑制を目的としているようでした。

そして、前作「ハルク」と変わっているのがCGによる表現力!
前作のも十分にハルクを表現できていたのですが、皮膚の表面が全体的にテュルんとしていたのに対し、今作では汚れやシミなどが形にできています。
表情も心なしか優しく見える場面も。

ブルース博士の役者さんが変わってしまうのは世から姿を隠すために整形したということでいいのかな…?

「インフィニティ・ウォー」では、コレといった見せ場がなかったハルク。
次回作では覚醒して大暴れすることを期待してます!
Tai

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