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どぶの一のレビュー・感想・評価

どぶ(1954年製作の映画)
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性根の腐ったルンペンたちの呆れ笑うしかないどうしようもなさ。20万入った金庫目当てに激走する飯田蝶子(顔見るだけで現実感が押し寄せる)最高。そんな奴らにたかられる知恵遅れの乙羽信子。宇野重吉&殿山泰司&信欣三に売春させられ、ゲテモノ食いの山村聰にも性病持ちだと車からはじき出され、シマの商売女にリンチされ(このシーンの横移動撮影が謎にかっこいい)、尊厳守ろうと思ったらピストルの弾なんか何発あっても足りないね。
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