バスにパンタグラフが!という微かな驚きから始まってまだバラック家が点在している戦後9年経った町の風景。
ツル演じる乙羽信子の独特な表情と声は印象的。上手いのかオーバーなのかわからない不思議さ。嫌いじ…
現代と違い全体的に演技がわざとらしく、なんだこれは?なんだけど、慣れるとクセになる。戦後の貧しさから列車が落とした石炭を拾う人々や労働組合の歌など時代の背景が解るのは上手い。背景がリアルで、汚なくて…
>>続きを読む乙羽信子さんの演技に“すごいもん観た!”という印象。ジュリエッタ・マシーナ演じるジェルソミーナを彷彿しました。
戦後の満州から引き上げ、不幸な出来事に見舞われながらもたくましく生きるツルさんのお話…
日本のジェルソミーナだった。フェリーニの『道』と同年に作られてる。頼ってくれる人にとことん尽くすが、最後は狂って殺される。乙羽信子のすっとぼけたような演技とラスト、銃を持って暴れ回り心神喪失した演技…
>>続きを読む演技、凄いな。端々に愛嬌があるのも。
終わり方よりも途中のプレゼントとかの無関心で無責任な優しさのほうがしんどい。最後に押し寄せてくる回想シーンの中で一番静かだったあの場面が強烈。直接的な描写はなに…
2024.12.22
監督新藤兼人
出演乙羽信子(石橋ツル)
宇野重吉(ピンちゃん)
殿山泰司(徳さん)
鶴丸睦彦(西村)
深見泰三(三井)
高野由美(よね)
飯田蝶子(たみ…
新藤兼人の脚色監督作品。新藤は、鶴見のバタヤ部落を取材して本作を書いたという。京阪神工業地帯の片隅のルンペン部落に、ちょっと知恵遅れの乙羽信子が棲みつく。競輪とパチンコ三昧の宇野、殿山は、彼女を飲食…
>>続きを読む(文章中に差別的といわれる表現がありますが差別的意思は全く持っておりません)
終戦直後の横浜のあるバラック部落。
知的障害を持ったツルという少女が行き倒れるが、
徳さんという男にパンをもらったのを…
フー・ファイターズとドラえもんをレンタルする次いでに後1本何か借りようと偶然手に取った作品🎯
新藤兼人 脚本、監督作品
出演 音羽信子、宇野重吉、殿山泰司
河童沼のバラックに住む貧しい…