いち麦

怒りのキューバのいち麦のレビュー・感想・評価

怒りのキューバ(1964年製作の映画)
5.0
(ロシア映画傑作選) バティスタ政権前の人々の暮らしぶりからキューバ革命の勃発までを、独特のオムニバス形式で追い描くドラマ。特に台詞は抑え気味で、映像表現が卓越している。何よりカメラワークの素晴らしさに感動。
奥行きある遠景に、生き生きした表情を見上げる斜めアングルで寄り切った躍動感が見事だ。サトウキビ畑の空等、色彩までも想像させるモノクローム。F.F.コッポラやM.スコセッシらが評価するのも納得の傑作。
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