ぬーこ

コミック雑誌なんかいらない!のぬーこのレビュー・感想・評価

3.9
監督 滝田洋二郎 (1986)
脚本 内田裕也、高木功
主演 内田裕也

あのおくりびとの滝田洋二郎監督の初期作
ロックンロールの内田裕也が芸能リポーター役で脚本&主演

凄かった!特に昭和を知らない平成世代の仲間に見てほしい!
内田裕也扮する木滑リポーターがどんなニュースにも突撃取材を繰り返す

テレビ関係者に倫理観とか正義感とか欠落していて今よりももっと大胆かつ厚顔無恥な取材を繰り返す。
ラストの北野武が出てくるところはソナチネ直後からだったからなお面白かった!
たけしがめちゃカッコよく見えて期待してしまう

豊田商事事件と会長刺殺、名前だけは聞いていたけど実際に映画でパロディを見ると強烈に印象に残る。他にも日航機墜落(御巣鷹)、ロス疑惑、山口組の抗争、当時昭和史を賑わせた事件が次々と出てきて、当時のニュース映像も差し込まれたり、生きてない昭和を疑似体験したような不思議な感覚

あと深夜番組の性風俗やピンク映画の体験しまくる場面もすごかった!おっぱい出しまくり。昭和時代のなんでもアリなテレビ見てみたいなあ

一般人が留守電に脅迫してきたり、今のSNSとはまた違う追い詰められ方。芸能人も今よりも執拗なインタビューで大変だったろう。そしてぼろぼろになるまで働くという思考が昭和感ある。

度々出てくる内田裕也の甲子園?での投球は全く意味わからんかった笑笑
分からなすぎて笑えた。これはカッコつけているのか?最後のマイク投げはロッカーとしてスキャンダルされたマスコミへの抗議や怒りなのか


おニャン子クラブのセーラー服を脱がさないでって歌詞エロいなあ。若いことをイジられたりなんか今の坂道やAKBが出てきた時と似たような反応。というか長年芸能リポーターが進化してないだけか。

ホスト役でジョージよ!と言われて郷ひろみが出てきた時、観客からドッと笑いが出たなあ。俺の知らないパロディなのだろうか。指名する客が片桐はいりなのは笑えた。

若い内田裕也、辛坊二郎に似てるなあ笑

○セリフ
阪神の岡田がカルーセル麻紀と付き合ってたんだが、ピーコに乗り換えたそうだ。それにおすぎが怒っちゃってよ(一番笑った)

2021.116
ぬーこ

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